思い立った時に追記しながら書いていきます。公開できるときはくるかな。オチはありません。
転職してから1年とちょっと、あっという間でした。

なぜ転職を考えたか

新卒で情シスとして入社して数年、このままでいいのかという漠然とした不安を感じ始めたのがきっかけです。

情シスの業務は多岐に渡ると思いますが、私の勤めていた会社では限られたリソースの中で限られた業務しか行えていませんでした。定常的業務かつ比較的高度なスキルを求められないヘルプデスク、アカウント発行や削除、PCキッティング作業、ライセンス等の管理をメインとして日々過ごす中で、何かしらの変化を起こす力は自身にはないというマイナス思考から、新しい学びに結びつかない状態が続いていました。

そんな日々過ごす中で自分の経験やスキル不足が将来への不安に繋がったと同時に、もっと手(学び)を広げたいという気持ちにもなり、そして最終的に転職という選択をしました。

情シスSlackとの出会い

転職を考えだしたころ、情シスSlackというコミュニティに出会います。検索エンジンに情シス転職と入力すると、転職サイトのほかに同業の方が書いた記事がちらほらと引っ掛かり、生の声を聴くことができるのですが、その中で情シスの情シスによる情シスのためのコミュニティが紹介されており、その存在を知り即参加。数千人規模の参加者がおり、活発にやり取りが行われ有用な情報があり得ないほど流れています。正直しびれましたし、改めて自分のちっぽけさを思い知らされました。どの情報を拾っても新しい学びがありましたし、楽しいものでした(自分はROM専でしたが…)。知らない単語やサービスが飛び交い、それ自体を追うことだけでもお腹一杯になるくらいでした。

こんな「外の世界」を知ったことによって、よりいっそう転職して別の環境で仕事してみたいと思うようになりました。また同タイミングで、転職理由の根本であった「漠然とした不安」は「もっと色々なことをやってみたい」というプラス思考に変わりました。後々考えるとこれは第1のターニングポイントだったと思います。悩み始めて1年くらいは「このままではヤバい、何がヤバいかわからない」でしたが、情シスSlackとの出会いで、OktaやJamfを触ってみたいなどといった具体的なやりたい事が続々と湧き出てきました。

情シスの先輩方との面談

第2のターニングポイントです。たぶんですが、この1歩目がなかったら転職にうまくいかなかった(転職に切り出せなかった)と思っています。

転職を本格的に進めようとしていた時、たまたまTwitterで@kajinariさんがツイートしていたものに目が留まります。

  • 漠然とキャリア設計に不安がある
  • ヘルプデスク、サービスデスク、キッティングばかりでキャリア形成に不安がある

完全に自分のことだ!思い、何も考えずに勢いで相談依頼しました。ありがたいことに快く受けて下さり、面談当日を迎えました。自分の考えが全くまとまっていませんでしたが、現状をお話させて頂きました。当時の記憶は既に怪しいところはありますが、とにかく他の情シス経験者の方とお話できただけで嬉しくなったこと、転職すべきなのか、現職でいかにスキルアップしていくか・挑戦していくかという部分において「こうしてみたらどうだろう」という大まかな方向性を示して頂けたことで少しずつ自分の考え方やキャリア・転職の方向性が固まってきました。

情シス経験者のお話を直接伺う・誰かに自分の現状を話すというこの2つは極めて大きな意味があったと考えています。

あがいたこと

・とりあえず話を聞いてみること・覗いてみること
他者の情シスキャリアは様々だと思いますが、自分以外の環境を知ることで見えるものがありました。例えば求められるスキル、情シスのあり方(または経営陣から見た情シスの見え方)、給与水準、リモートワーク環境などなど。1社しか経験しなかった自分には有益な情報ばかりでした。

合わせて情シスSlackのキャリアチャンネルでは、同じような境遇におられる方と、その方に対して神のようなアドバイスしている情シス大先輩が多数おり、これらを覗いているだけで何だか安心するとともに自身の考え方を整理するきっかけにもなったと思っています。

自分の現状を話すこと
人に話すことで自分の現状の整理と、これからどうしていきたいかを改めて考えることができました。ただぼんやり転職を考えていたけれど、やっぱり自分はこうしたい・こうなりたいが明瞭になりました。自分の場合は圧倒的なスキル不足であり、できることよりやりたいことでしか語れないということにも気が付きました。

スキル不足をカバーする
スキルや経験値が不足しているということを再認識したので、これを打破するために資格の取得に励みました。各所で資格は意味ない(役に立たない&取得する意味はない)と言われますが、「資格取得のために勉強し、試験(合格)という形で結果を残せる」「新しいことに挑戦して成し遂げる力」をアピールポイントにすることができる大きな材料となります。

自分はITに関係ない資格も趣味の範囲で取得し、わざとらしく(というより自信をもって!)履歴書に書きましたが、序盤の面接では必ずと言っていいほど突っ込まれ「ITに限らず挑戦するよ」という回答をするテンプレが出来上がっていました。また、気合を入れて短期間でマイクロソフトの認定資格取得をしたことで「こんなにとれるものなの?」「弊社でも取得を目指している人がいる、勉強方法やコツを知りたい」といったようなこともありました。(いまではマイクロソフト製品と無縁になってしまいましたが…)

転職してどうだったか

そんなこんなで、自己応募だけでなくお声掛け頂くこともありながら無事転職活動を終了し、見習い情シスとしてスタートアップな組織の一員になりました。結果、転職してとても良かったと感じています。

何もかもが新しい、すべてが学びに繋がる、組織の変化も大きいもので躍動の1年だったと思います。あくまでも「情シスの一歩目」を踏めた感じではありますが、この転職という選択は間違いなかった言えるものです。

・リモートワーク前提な働き方

通勤で苦しんでいた身なので、リモートワークは最高の一言につきます。また、リモートワークで業務出来る環境を整えている情シスとしての面白さもあります。逆にオンプレから離れすぎて少し寂しい気がしなくもないです(オンプレ管理したいとは言っていませんよ!)。

福利厚生:逸般の誤家庭系情シス

働く仲間に自分と同じ情シス属性を持った方がいることは福利厚生です(断言)。

自分はSaaSを触ってニヤニヤ・楽しく設定や操作できるタイプで、個人的にもSaaS契約したりしていますが、そんな逸般の誤家庭を持つ仲間がいました。SaaSを弄りながらあーだこーだ言っているそんな環境は癒しです。そして自分の知らないことを教えて頂けるし、逆に自分の知識も共有・整理できる最高な福利厚生を受けて日々業務を行っています。

開発者のいる環境

もともと商社に勤めていたので、社内にエンジニアがいることは新鮮で刺激を受けました。当然ですが、自分の知らない単語や技術で溢れかえっており、日々勉強させてもらっています。

(エンジニアが利用するコード管理やプロジェクト管理ツールは、管理者の自分より詳しかったりするので押し負けないよう頑張っています💦)

これから

目先のことばかりで、これからやりたいことや目指したいことが見えなくなってしまっている感が否めないです。ただ言えるのは情シスを続けていきたいし、極めていきたいということです。

そして、Xを見ていると「情シスのスキルレベル」の感覚が狂ってしまい、自己嫌悪に陥りそうになりますが、あのような情シスになりたい!のような気持ちも同時に芽生えてきます。

こんな自分ではありますが、世の中の情シスに良い影響を与えられるような存在になりたいなという夢を添えて最後にしたいと思います。

(見出しと本文が読みづらいのでいつかなおします、いつか。)

投稿者 miyu_sakatsuki

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です